外付けドライブに十分な空き容量があるのに、大きな動画だけ保存できない。そんなときは、空き容量に加え、保存先が一つのファイルとして扱える大きさを確認します。FAT32形式のドライブには、単一ファイルのサイズ上限があります。
ただし、4GB前後の動画で失敗したからといって、原因が必ずFAT32とは限りません。動画の書き出し、ダウンロード、外付けへのコピーを分け、どの段階で止まったかを調べます。保存に失敗した状態で、元動画や唯一の完成ファイルを削除しないでください。
空き容量と、一つのファイルの上限は違う
ドライブの空き容量は、保存に使える領域の残りです。単一ファイルの上限は、その形式で一つのファイルをどこまで大きくできるかという制約です。
Microsoftのファイルシステム比較では、FAT32の最大ファイルサイズは4GiBと示されています。つまり、一つのファイルには約4GiBの上限があります。たとえば空き容量が数十GBあっても、この上限を超える一本の動画は保存できません。
なお、検索やエラーの説明で使われる「4GB」と、技術資料の「4GiB」は厳密には異なる単位です。4GiBは約4.29GBに当たります。この記事では一般的な症状名として「4GBを超える動画」と呼びますが、画面上の丸められたサイズだけで原因を決めないでください。
また、動画の解像度や再生時間だけではファイルサイズは決まりません。実際に保存しようとしているファイルの大きさを確認します。アップロード先サービスの容量制限とも別の話です。
最初に、止まった工程を確認する
mosAIから保存する場合でも、次の段階は分けて考えます。
| 止まった場所 | まず確認すること |
|---|---|
| mosAIの書き出しが完了しない | 書き出し状態とエラー表示 |
| ダウンロードが完了しない | 保存先、空き容量、通信、ブラウザの表示 |
| パソコンには保存できたが外付けへコピーできない | 外付けの形式、単一ファイル上限、書き込み可否 |
| コピーはできたが動画を再生できない | 保存完了、ファイルの状態、再生アプリとの対応 |
すでにパソコン上に正常な出力ファイルがあるなら、外付けへのコピー失敗だけを理由にAI解析をやり直す必要は通常ありません。まず、そのファイルを残したまま保存先を調べます。
保存済み動画の再生自体に問題がある場合は、再生できないときの確認ガイドで切り分けてください。再解析・再書き出し・再保存は、それぞれ別の操作です。
ドライブの形式を、変更せずに調べる
Windowsではエクスプローラーで対象ドライブのプロパティを開き、ファイルシステムと空き領域を確認します。MacではFinderで外付けドライブを選び、「情報を見る」からフォーマットを調べられます。Macの確認手順は、Appleの外付けドライブに関する案内も参照してください。
ここでは情報を見るだけにとどめます。「フォーマット」「消去」などを、原因を調べるためのボタンとして押さないでください。
確認メモには、次の五つがあれば始められます。
- 保存する動画のファイルサイズ
- 保存先ドライブの名前
- ファイルシステムの形式
- 保存先の空き容量
- 表示されたエラー文
FAT32で大きい動画だけが失敗するなら、単一ファイル上限が原因の候補です。小さいファイルも保存できない場合は、書き込み可否や接続状態など、別の問題も調べます。たとえばMacでは、標準の対応範囲でNTFS形式から読み取れても書き込めない場合があります。形式名だけでなく、使うOSの対応も確認しましょう。
まずは、利用できる別の保存先を試す
原因を切り分けるために、十分な空き容量があり、そのサイズのファイルを扱える別の保存先を選びます。パソコンの内蔵ストレージや、すでに適切な形式で利用できる別ドライブが候補です。
- まだダウンロードできていない場合は、適切な保存先を指定して保存する
- パソコンに正常なファイルがある場合は、元を残して別の保存先へコピーする
- コピー完了の表示と、ファイルサイズを確認する
- コピー先の動画を開き、最後まで再生できるか確かめる
- 保存先の問題が解決するまで、元のファイルを残す
コピーではなく移動を選ぶと、元の保存場所からファイルがなくなる場合があります。最初の確認ではコピーを選び、どちらに正常なファイルがあるかを明確にします。業務素材を保存してよい場所か、共有設定や自動同期の対象になっていないかも確認してください。
別の保存先で成功しても、それだけで最初のドライブの原因が確定するわけではありません。ただし、動画の生成と保存先への書き込みを分けて調べる材料になります。
形式を変える場合は、データ消去のリスクを先に確認する
MacとWindowsの両方で使う保存先では、exFATが候補になる場合があります。Appleのファイルシステムの案内でも、Windows互換の形式として紹介されています。ただし、使う機器や編集環境に対応しているかを先に確認します。
ドライブの再フォーマットは、保存されているファイルを消去する操作を伴います。 Appleの消去と再フォーマットの説明にも、この注意が記載されています。
すでにデータの入ったドライブを、動画一本を保存するためにその場で初期化することは避けてください。変更が必要なら、残すべきデータを別の保存先へコピーし、開けることを確かめ、対象ドライブと目的を確認してから管理者や公式手順に沿って進めます。バックアップが確認できない場合は、消去せず別の保存先を使いましょう。
圧縮や分割で小さくする選択肢もありますが、映像や納品形態が変わります。保存先を変えれば足りる状況で、先に動画を加工する必要があるかを考えてください。圧縮する場合は容量と書き出し設定のガイドを参照し、加工前の出力も残します。
mosAIの初回利用では、保存先での確認まで通す
対応部位のモザイク処理を、AIで自動に。mosAIは陰部の自動検出・処理を行うサービスです。作業の最後には、書き出した動画を自分の保存先で扱えることを確かめます。保存先のファイルサイズ制限をmosAIの機能で解除できるという案内ではありません。
mosAIの対応内容を確認し、用途が合う場合は登録・ログインから進めます。送信・処理する権限と必要な同意を確認した素材で、開始前の条件を読み、AI解析・確認・修正・書き出しを試してください。
短い一本では操作の流れを確かめられますが、それで大きいファイルも同じ保存先へ入ると判断しないようにします。保存先の形式と容量は別途確認します。AI解析には見落としや誤検出があります。最後は公開・納品するファイルを人が全編確認し、必要な修正を済ませてください。コピーが成功したことと、モザイクの内容を確認したことは別の確認項目です。



